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【3344】ads.FM「三重の映画に恋をして」〜VOL.38「娚の一生」(2015年) 事務局 田中忍
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当委員会会長の田中忍が、ads.FMで三重県ゆかりの映画について話を
しています。コーナータイトルは「三重の映画に恋をして」、略して「みえこい」です。
第38回目は次のとおり7月26日(日)の放送です。本放送は、インターネット
でもお聴きいただくことができます。
詳しくは、ads.FMのホームページでご確認ください。
http://www.catv-ads.jp/fm/
放送日時:7月26日(日)午前11時20分から午前11時36分(予定)まで
放送局:コミュニティFM『ads.FM』
番組名:weekend mix
ナビゲーター:北山ヒロトさん
紹介映画:「娚の一生」(廣木隆一監督、2015年)
           恋をしないと決めた女性と、20歳年上の独身大学教授の
      ほんわかとした恋物語です。
      メインロケ地となった伊賀市の自然が素晴らしく、深呼吸をしたく
      なります。三重県では、他に南伊勢町、津市でも撮影がされました。
放送内容は、放送後にこのページに掲載します。        
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投稿日 2020/7/23 (Thu) 18:11:31
更新日 2020/7/23 (Thu) 18:13:35
 

【3345】Re:ads.FM「三重の映画に恋をして」〜VOL.38「娚の一生」(2015年) 事務局 田中忍
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放送内容

本作は、2015年2月14日のバレンタインデーに公開されました。

都会に疲れて、人生を賭けた恋も終わって、もう恋はしないと決めた30代初めの女性・つぐみと、初恋の女性が忘れられない52歳の独身男性の大学教授・海江田との、おだやかな愛の物語です。原作者の西炯子さんは、当初、「おとこのいっしょう」というタイトルにしようと決めていたのですが、漢字で「男」と書くと男性中心の話と思われるのではないかと考え、女偏に男と書いた字を「おとこ」と、当て字にして読ませたとのことです。辞書で調べると、女偏に男という字は、めおと、という意味を持っています。男と女が出会い、夫婦になるという素敵なお話です。

豊川悦司が扮する大学教授・海江田は、榮倉奈々扮する・つぐみに、「練習やと思て、僕と恋愛してみなさい」と、最初、失礼な事を言います。おまけに、つぐみの気持ちを確認せず、人前で、つぐみと「結婚をするのですわ」みたいな発言も出てきて、この海江田という奴は、「ちょいワルおやじ」やないんだろうかと思わせます。トヨエツのキャラクターがそう感じさせているところも多分にあるでしょう。つぐみの方は、最初、海江田を毛嫌いしているのですが、海江田の行動や言動の中で男性としての意識をし、いつの間にか海江田を好きになっている自分を見つけてきます。

この映画で内容が大きく変わるのは、親に捨てられたかも知れない男の子が、二人の前に現れてからです。海江田、つぐみ、そして男の子・まことが一つ屋根の下で共同生活をし、血のつながらない家族のような生活を送ります。海江田には幼い頃の悲しい事情がありました。つぐみは映画では描かれていませんが、何か両親の間の事情があるようでした。まことを中心に二人の気持ちがひとつになっていく過程がよく描かれていると思いました。実は、この映画の予告で、海江田がつぐみの脚をもってそこにキスをするというシーンがあるのです。ああ男女の艶めかしい映画なのかと思わせるのですが、そのような艶めかしさはこの映画には全くなく、淡白な描写で主役二人の心の動きを描いていて、今回じっくり見ていると文学性を感じることもありました。

本作の廣木監督は、2013年2月に公開された『きいろいゾウ』を三重県南伊勢町で撮影をしていて、その時のスタッフが、『娚の一生』の原作に描かれている田舎の古民家や村の夏祭りのイメージが三重県にはあると言っていただき、スタッフがフィルムコミッションと県内で撮影地を探すことになりました。結局、メインロケは伊賀市、夏祭りや台風のシーンなどは南伊勢町での撮影となりました。伊賀市での自然の豊かさも印象的で、広々とした開放感がありました。ただ原作は角島(かどしま)県という架空の街です。ちなみに、原作者の西さんは鹿児島県の出身なので、角島県というネーミングになったのではないかなと思っています。

三重県観光連盟のフィルムコミッションのページに『娚の一生』のロケ地マップが公開されていますので、伊賀市、南伊勢町、それぞれの撮影場所を見ていただくと、より映画への親近感が深まると思います。
https://www.kankomie.or.jp/special/filmcommission/
このロケ地マップは、伊賀市役所や病院、駅だけでなく、伊賀市の道のどのあたりで撮影しているのか、という詳細情報まで書かれていて、ロケーションナヴィゲーター伊賀の事務局長さんは、その点を丁寧に作りこんだと言ってみえましたし、ロケ地マップを見て訪問された方からも好評と喜んでいただいたとの事です。

ところで、本作は、伊賀市では2015年の4月にジストシネマ伊賀上野で公開されたのですが、その際、ロケーションナヴィゲーター伊賀の協力で、映画館のロビーに、トヨエツが映画の中で使っていたメガネや下駄、また小道具として使った手紙、染め物、そして撮影時の風景のパネルを展示し上映を盛り上げました。ジストシネマ伊賀上野が入っているビル、「オークワ ジョイシティ伊賀上野」は、子どもを探すシーンや洋服を買うシーンで撮影にも使われましたので、映画をご覧になられた方は、親近感があったと思います。でも、3年後の2018年2月20日、このビルと映画館は閉館になり、伊賀市から映画館は無くなりました。ジストシネマ伊賀上野では閉館にあわせ、『娚の一生』も上映されました。

南伊勢町でのシーンは、大がかりな夏祭りが撮影されました。祭り会場の屋台は、観光協会や商工会にお願いして地元の事業者さんに出店して貰ったり、食材も提供していただけたとのことです。撮影現場から30kmほど離れた集落にある櫓や大太鼓を借り撮影現場まで運搬し、伊勢志摩フィルムコミッションのスタッフが組み立てをしました。踊りのシーンでは、エキストラが200人ほど必要となり地元の自治会や婦人会にお願いして協力していただきました。三重県での撮影があった2014年5月は気温がまだ低く、寒い中での長時間の撮影に我慢していただきご無理をさせてしまいました。とフィルムコミッションの方は話されていました。そして、何よりフィルムコミッションと町役場関係の連携、地元の協力があったからこそ順調に撮影が出来たと喜ばれていました。

映画終盤での台風のシーンは、当初、消火栓から水を取り、地元の消防団の協力で放水し雨を降らす。スタッフの方は大木を揺らすという段取りで台風のシーンを撮影する予定でしたが、撮影当日は本当の嵐のような天気になり、スタッフ・出演者全員がずぶ濡れで良くも悪くも迫力あるシーンが撮影できたのです。

実は、三重県でもう一か所撮影をしているところがあります。津市競艇場です、トヨエツが鍵を落とすシーンが撮影されました。それから、言い忘れましたが伊賀市ロケに坂口健太郎が来ています。デビューしてまだ半年ほどで、今ほど、騒がれている感じではなかったようです。私も今回、5年ぶりにこの映画を見て、わかりました。

(音楽:『娚の一生』メインテーマ、作曲・遠藤浩二)

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投稿日 2020/7/26 (Sun) 11:56:05
更新日 2020/7/26 (Sun) 11:56:05
 


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