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【3365】ads.FM「三重の映画に恋をして」〜VOL.46「映画『聲の形』」(2016年) 事務局 田中忍
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 当委員会会長の田中忍が、ads.FMで三重県ゆかりの映画について話をしています。
コーナータイトルは「三重の映画に恋をして」、略して「みえこい」です。
 第46回目は次のとおり3月21日(日)の放送です。本放送は、インターネット
でもお聴きいただくことができます。 
 ads.FMホームページ http://www.catv-ads.jp/fm/ 
 ただし、田中会長は電話出演のためインターネットでお聴きいただいた場合、
声が聞き取れません。ご了承ください。

放送日時:3月21日(日)午前11時20分から午前11時36分(予定)まで
放送局:コミュニティFM『ads.FM』
番組名:weekend mix
ナビゲーター:北山ヒロトさん
紹介映画:「映画『聲の形』」(山田尚子監督、2016年)
         ナガシマスパーランドが登場します。ホワイトサイクロンや観覧車に
        乗ったり、施設内で食べ歩きをしたり、主人公とクラスメートとの
        交流のシーンで出てきます。 

なお、放送内容は、放送後にこのページに掲載します。     
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投稿日 2021/3/14 (Sun) 15:42:34
更新日 2021/3/14 (Sun) 15:43:09
 

【3366】Re:ads.FM「三重の映画に恋をして」〜VOL.46「映画『聲の形』」(2016年) 事務局 田中忍
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NHK BSプレミアムで、映画「聲の形」が放送されます。
是非、この機会にご覧ください。

2021年3月19日(金)23時45分から NHK BSプレミアムにて
https://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=10320
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投稿日 2021/3/14 (Sun) 15:45:48
更新日 2021/3/14 (Sun) 15:51:16
 

【3367】Re:ads.FM「三重の映画に恋をして」〜VOL.46「映画『聲の形』」(2016年) 事務局 田中忍
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【放送内容】

原作の「聲の形」は週刊少年マガジンに連載され、週刊少年マガジン新人漫画賞入選や手塚治虫文化賞新生賞など、数々の賞をもらっています。本作では日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞に輝いたいい作品です。

私、映画を観る前、この映画はテーマが障がいやいじめと聞いていたので、観る覚悟みたいな必要を感じていたりしたのですが、観てみると人間讃歌という大きな流れがあり、登場人物皆が、人にうまく自分の気持ちが伝えられない悩みとか、失敗したり傷ついたりして、私たちと変わらない考えや行動が描かれ、共感する部分が多く、約2時間、どっぷり映画の世界に入り、自分が登場人物の中にいるような感覚で観ることができました。

本作では、主人公が小学6年の時に転校してきた聴覚障がいを持つ女の子に対し、意地悪をしました。それが原因で、女の子は学校に来れなくなり、その原因を作った主人公が、担任の先生はじめクラスメートから、「君が意地悪をしたからだ」と言われ孤立してしまうのです。中学生になっても、小学生の時のクラスメートが、「あいつに近づかない方がいいよ。いじめっ子だから」とひそひそ話をされ、それが広まり孤立してしまいます。高校生になって、ある事件まで「いじめっ子だった」と言われることはありませんでしたが、主人公は「僕が誰かと友達になることはないのだ」と、過去をひきずりうつむいてばかりいて、自分はこの世にいなくてもいいという行動を起こすところまで、追い詰められてしまうのです。このとき、親が子どもに「死んではだめ」と強く言うのですが、それまで、親は見守っているという状況なのでしょう。主人公の学校での孤立について、特に親が主人公と話すシーンは描かれていませんでした。私は主人公が一人で自問自答し、誰とも相談せず、手話を習い、小学校の時、意地悪した女の子に会って謝りたいという気持ちでいたという、主人公の長年の孤立と自分の中での葛藤がわかったとき、「もう悩まなくていいのだよ。君がそれほど悩んでいることを知ってあげられなくてゴメン。」というような気持になりました。

本作は、いじめや障がいを描いていますが、その奥にある、「相手に、もっと自分のことを知ってもらうには。そして相手のことをもっと知るためには」というテーマがあります。自分の事を語るのは照れ臭かったり、人には自慢に聞こえるのではないかと、なかなか自分の事を上手く語れません。また、人のことも、何故そのような言い方しかできないのだろうと疑問に思ったり、もう少し詳しく話してくれるといいのにと思う状況もあり、自分が納得できるような話し方をしてくれる人は少ないと思っています。

本作から思えるのは、人間は、皆、感じることも考えることも違うと。だから知人や友達と話していても、相手の理解の仕方によってすれ違う。違っていいのだということです。何度かクラスメートとの心のすれ違いが描かれ、いつ、皆が互いに理解しあえるのだろうと祈りつつ観ていました。登場人物それぞれの性格や考えが描かれ中身の濃い話になっていますので、リスナーさんもまた映画をご覧になられて、登場人物の生き方を感じ取っていただければと思います。そして、この映画で描かれる美しい風景描写はとても素敵です。何気ない地方の風景ですがうっとりとします。是非、どんな場所なのか、モデルになった岐阜県大垣市でロケ地巡りをしたいなと思いました。原作者の大今良時さんが大垣市の出身なので、映画で紹介される地名は架空ですが大垣市をモデルとする風景が出てきますと、大垣観光協会のホームページで紹介されています。https://www.ogakikanko.jp/koenokatati/

主人公が田んぼの近くを自転車で通学するあたりなんか、私のお気に入りですし、主人公が聴覚障がいのある少女や友達と話す、美登鯉橋の描写も、満開の桜や新緑の自然、そして川には鯉がいるなどの描写が美しく、まるで登場人物たちを温かく見守っているような感じでした。そして、三重県も描かれています。ナガシマスパーランドです。ナガシマと言えば、代名詞のように言われたホワイトサイクロンに乗ったり、施設内を食べ歩きしたり、観覧車に乗ったり、主人公とクラスメートがだんだん理解しあえていく過程で登場します。

話は変わりますが、2019年11月にこの映画を観て皆で語りましょうというイベントに、私は観客として参加したことがあります。三重県が「ダイバーシティ」を推進するために開催したもので、この事業を受託したのが松阪市にあるNPO法人Mブリッジさん。先般ね、担当の方にお話をうかがいました。三重県のホームページでは、このように記載されています。「ダイバーシティは日本語に訳すと『多様性』です。一人ひとりが尊重され、多様性が受容され、さらにそれぞれ違った個性や能力を持つ一人ひとりがよい意味でお互いに影響し合うことにより、個々人では成し得なかった相乗効果を社会に生み出していきましょう」。

本作は「人間、皆、感じることも考えることも違うのだ。だから知人や友達と話していても、相手の理解の仕方によってすれ違う。違っていいのだ」と言いましたように、「聲の形」はダイバーシティという観点から描かれているのですね。Mブリッジの担当の方は、「職場や家庭などで、それぞれが持つ価値観や考え方の違いも“多様性”なのです。多様性を理解し、受容するためには、相手への『思いやり』や『コミュニケーション』が必要です。この映画はそういった『「コミュニケーション」をテーマとしていること、また“ダイバーシティ”に直接関心がない人(特に若い層)にも気軽に会場へ来ていただきやすいこと、を重視して』この映画を選定されたとのことです。そして、「ダイバーシティは身近にあるテーマですが、一見すると難しい、特別なことと捉えられがちです。そのように浸透が難しいテーマを扱う時に、映画はとても有効なツールだと改めて実感された」とも言われました。

それから上映のみだけで終わりではなく、その後、皆で映画の感想を語る時間では、映画を観て自分が感じたことや気づいたことを言葉にしたり、他の方と感想や意見を交換することで、新しい視点や価値観を知り視野が広がっていくなと改めて思いました。参加された方は、次のような感想を持たれていました。
「私の職場も相互理解がとても必要とされているので、改めて相手への理解の深め方、伝え方を考えていきたいと感じました。」
「同じ映画を観るのでも、受け取り方は人それぞれだと思ったので、これからは人と接する時に相手のことを考えて接したいです。」
「『生きることを手伝ってほしい』という主人公の言葉が一番心に残りました。自分も他人に手伝ってほしいという気持ちを出すこと、手伝える誰かに手を差し伸べたいと思いました。」

参加して思ったのは、「これがダイバーシティです」と頭ごなしで言うより、「これがダイバーシティなのか、と参加された方が自然と理解できる」と感じることが大事で、参加された方は、映画を通じて、新しい世界を知ったり経験したりするきっかけになったいいイベントだったと思います。Mブリッジさんも「ダイバーシティを身近な生活に照らし自分のこととして考えてもらったり、『知る』というだけでなく『どう行動していくか』というところまで考えてもらったり、そして、映画に関心を持って来場された方がダイバーシティの考え方を知り、面白いと感じて帰っていただくなど、イベントで目指していたことがちゃんと参加者にも伝わっていたようでとても嬉しく感じました。」と言われていました。

映画は具体的な例が描かれているので、あるテーマを理解するために、映画を観てもらうという考えはいいことと思います。これからも、映画がこのようなイベントで上映されて欲しいと思っています。

音楽:主題歌「恋をしたのは」(唄:aiko)

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投稿日 2021/3/21 (Sun) 11:52:27
更新日 2021/3/21 (Sun) 11:52:27
 


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